ウサギ専門クリニックvinaka

「ウサギ専門クリニックvinaka」

ウサギにとって何が最適な空間か、女性院長と共に考え設計した関西圏で初のウサギ専門クリニック。
全体のイメージは、ピーターラビットの舞台であるイギリス湖水地方のスレート積みの建物と、テーマカラーのピンクから構成されている。
室内は2階のある一部を除き3mを超える高い天井となっており、その高天井の下に木製のフレームを組み診察室などの部屋を配置した。
待合室では高天井の開放感を残しつつ、診察室は木梁が見える低い天井のウサギが落ち着く空間となっている。
一人の獣医師で効率よく診察をおこなうため、二つある診察室は引き戸で自由に行き来できるようになっており、床はウサギの歩行確認もしやすい滑りにくい織物調ビニルシートを採用している。
入院室のケージ棚はウサギ用ケージにあわせ製作し、床は診察室と同じ織物調ビニルシートとすることで、お預かりしているウサギをケージの外に出して自由に動きまわってもらえるようにしている。
ウサギ用ケージも洗える大きなシンクを設置した処置室は、限られた空間を効率よく使えるよう各スペースを配置している。

 

設計概要

撮影:母倉知樹
 
用途:動物病院(ウサギ専門)
種別:鉄骨造2階建て1階部分テナントの改装
床面積:66.24㎡(20坪)
 
ウサギ専門クリニックvinakaホームページ→http://vinakaclinic.com

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