たかつき鳥の病院
「たかつき鳥の病院」
高槻市のJRと阪急の駅に挟まれた場所に位置する近畿圏初の鳥類専門病院。
鳥類専門という特色をデザインで活かす方法を模索し設計した。
まず外観は‘鳥カゴ’をモチーフとしている。
鳥カゴを模した曲線で既存の窓を切り取り、窓の一部は実際に献血用の鳥を放つ放鳥スペースとし、外からも鳥を眺められるようにしている。
入り口横の照明も特別に製作した鳥カゴの中に収めている。
待合室は、鳥類独特の飼育法や注意点、迷い鳥の情報など病院と飼い主さんとのコミュニケーションをどのようにとるかを重視し設計した。
具体的にはコミュニケーションツールとしてリバーシブルの黒板(裏返す事でチョークとマーカーどちらもつかえ、マグネットで掲示物を付けることも出来る)や掲示物・書籍を乗せる為のプレートをつくり、壁一面に取り付けた木製の桟に引っ掛けられるようにしている。必要に応じて数を増やし、様々な情報を掲示できるようにしている。
診察室やトイレの内装には、インコやシナモン文鳥の羽の色をアクセントとして使用した。 鳥類専門の病院として、鳥好きの飼い主さんに親しみを感じてもらえれる病院になればと思う。